ガラパゴスと例えられる日本の携帯電話端末

ユニークなら「ガラパゴス的進化」も是

自分の意見を言わせてもらうなら、利益率の低さは、これは是が非でも改善していかなければならないとして、百花繚乱だけれども世界的にシェアが取れないという状況は、これが「日本のカルチャーなのだ」と開き直ってしまうぐらいの方がいいのではないかかと。


 ガラパゴス的進化とはうまい例えと思った。ただ、ユニークさを肯定的に見ることは私にはとてもできない。利益率うんぬん以前の問題として、日本の携帯電話端末自体がコスト以下で販売されて移動体通信会社がその差額を負担しているので消費者の厳しい目が完全には行き届いていない。結果として短期間で買い替えをするユーザーをなぜか優遇し、長い期間端末を使っている通信会社にとっての優良ユーザーから搾り取るおかしな構造になっている。ゆえになんだか必要のない機能が満載のヘンテコな端末だらけの状況にある。これじゃ世界のマーケットでは勝てるはずがない。それを変に日本がユニークだからとかいうのは間違っている。