有名ブロガーの情報の信憑性は知人・友人よりも低い??

有名ブロガーの情報の信憑性は知人・友人よりも低い--Web広告研究会調べ

 CGMのサイトに掲載された情報への信憑性については、友人や知人など顔の分かる相手や、投稿数の多い掲示板などへの信頼が高く、逆に有名なブロガーの情報や、トラックバックの数が多いブログなどへの信憑性は低くなっている。

この「信憑性」自体非常に抽象的なもので評価する意味がわからない。特定された分野での知識や洞察力を指すのであればなおさらこの比較の意味がわからない。ある分野に特化した有名ブロガーであればどちらが信憑性が高いかは明かだろう。それに最近の論調で「もうブログの飽和状態じゃないか」という見方も増えてきているがそれは違うと思う。「量的」な意味でのブログの普及時期はもう終わっただろう。だが「質的な」意味でのブログの浸透はまだまだこれからだろう。これは日本に限らず世界的にもまだまだだと思う。特にインターネットやコンピュータといった分野から離れた分野であればあるほど、まだ個人の発信された貴重な情報や意見などが出てきているとはとても思えない。例えばオンラインブックマークサービスでのブックマーク数においても「Cnet」が「ウォールストリートジャーナル」や「フィナンシャルタイムズ」を上回っているのはブックマーカーの「偏り」を感じざるを得ない。とりわけビジネスの分野においてもまだまだこれからだろう。人間でいえばまだ青年期にすぎない段階での「有名ブロガー」の信憑性について判断するのは時期尚早と思う。