本当に高解像度は重要なのか?

デジタル進む。でも肝心なことは遅々として、進まない

ところがもう一つ、払拭したいモヤモヤがある。解像度の問題だ。50インチを超える大画面、特にホームシアターなどで映し出すときの映像品質はDVDなどから送出される映像では、今一つ迫力に欠ける。解像度が低く肝心の映像質感が大きく損なわれてしまう。100インチ超のプロジェクターなどだと、ますますこのギャップは大きくなる。

コンテンツホルダー側に問題がある点については全く同意です。だが高解像度に対する見方については異なります。動画コンテンツに対する高画質需要は必要なのでしょうか。絵画や紅葉といった「絵」を鮮明に写したら魅力が増すようなコンテンツであればわかりますが、バラエティ番組やスポーツについてはそれほど高画質は必要ないのではないでしょうか? 
 映画もよほどのスペクタクルやアクション映画でない限り必要ない。実生活に近いものをストーリーとする映画などますます高画質なんて必要ありません。日本人は特に高画質にこだわりがあるのかもしれませんが、よく考えると国際的はほどほどの画質でダウンロード負担のかからないもので十分ではないでしょうか。
画質よりも昨晩見忘れたテレビ番組を気軽に見たい、またはあるとても好きな映画を教えてくれたらそれを見てみたいなんてニーズの方がよほど多いかと思いますが。

 映像以前に音声の次元でコンテンツ配信が滞っている日本の状況は危機的と考えてます。