ガラパゴスと例えられる日本の携帯電話端末

ユニークなら「ガラパゴス的進化」も是

自分の意見を言わせてもらうなら、利益率の低さは、これは是が非でも改善していかなければならないとして、百花繚乱だけれども世界的にシェアが取れないという状況は、これが「日本のカルチャーなのだ」と開き直ってしまうぐらいの方がいいのではないかかと。


 ガラパゴス的進化とはうまい例えと思った。ただ、ユニークさを肯定的に見ることは私にはとてもできない。利益率うんぬん以前の問題として、日本の携帯電話端末自体がコスト以下で販売されて移動体通信会社がその差額を負担しているので消費者の厳しい目が完全には行き届いていない。結果として短期間で買い替えをするユーザーをなぜか優遇し、長い期間端末を使っている通信会社にとっての優良ユーザーから搾り取るおかしな構造になっている。ゆえになんだか必要のない機能が満載のヘンテコな端末だらけの状況にある。これじゃ世界のマーケットでは勝てるはずがない。それを変に日本がユニークだからとかいうのは間違っている。

携帯電話でテレビを見たいとは思わない


携帯向け有料多チャンネル放送は「“体験”すれば利用意向が高まる」

 メディアフローのサービスの利用について、ネット調査では「利用したい(8%)」、「どちらかというと利用したい(33%)」を合わせ41%が利用意向を持っていた。一方、直接端末を手にとってサービスを体感した会場調査では「利用したい(43%)」、「どちらかというと利用したい(40%)」を合わせ83%が利用意向を示している。この会場調査と同じセグメントをネット調査結果から抽出した場合の利用意向率は52%で、サービスを理解するにつれて利用意向が高まることが分かった。

 携帯電話でのテレビ番組視聴に対する期待は大きいことを示している記事である。ただ、あの小さな画面で30分とか1時間以上の番組を見たいとは思わない。本来、テレビ番組はふんぞり返って見るものである。携帯電話の画面を「のぞき込む」ようにしてテレビ番組を見るのは矛盾があると思う。せいぜい5分、10分ぐらいが我慢の限界。あとは、スポーツなどの生放送ぐらいなものと思うがどうだろう。現在、著作権の問題などでなかなか動画コンテンツが出回らない状況においてはこのような期待は出がちなんだろうが、実際携帯電話で端末を手で持ちながら長時間みたいと思う利用者がどれだけいるのか改めて考えてみる必要があるのではないかと思う。

レコード業界の反論は的外れ

レコード業界が反論。AppleはiTunesを競合に開放すべき

 AppleSteve Jobsがレコード業界はDRM著作権管理技術)を諦めるべきだというコメントを出したのに対して、レコード業界を代表するRIAAは「レコード業界がDRMを諦めるのではなく、AppleiTunesDRMを競合に公開し、iPod以外のMP3プレーヤーでも使えるようにすべき」と反論した。だが、業界アナリストはDRMが機能しておらず、レコード業界はJobsの言うことを聞いた方がいいとしている。

レコード業界の反論も的外れだが、引用文の中での「業界アナリスト」の指摘もまた的外れ。だったらCDのコピーガードをきちんとやった方がいいんじゃないの?
Appleを批判するのはおかしい。なにしろiPodに入っている楽曲の97%がCDからのコピーなんだから・・・

集中したいので喫茶店に退避

“もっと”集中して仕事をする方法

筆者の場合、最も集中でき、仕事がはかどるのは喫茶店だ。特に長い原稿を書くときには効果てきめん。会社で原稿を書いていて「このペースではもう間に合わない!」となると、近場のスターバックスドトールへ、ThinkPadを抱えて逃げてしまう。
 なぜコーヒーショップで仕事がはかどるのか。その理由は3つある。1つはコーヒーを飲みながら仕事ができるから(コーヒー大好き)。次に周りに知っている人がいないから(筆者の場合、話しかけられるのはもちろん、周りで人が話しているだけでも無意識のうちにその内容を聞いてしまい、つい気になってしまう)。そして3つめはネットワークがつながらないからだ。

私の場合も喫茶店での作業はとてもはかどるので、よく退避してます^^
 誰にも邪魔されないが、程よく雑音もあるのでとても集中できます。よほど隣の席に大声で話すようなグループでも来ない限り問題ないです。できたら無線LANが可能なカフェならネットでの調査もできるため活用するようにしています。会社の近くのドトールに逃げ込むこともあれば、外出先の近くのカフェに行くこともしはしば。例えばどうしてもすぐに文章やレポートにまとめたいと思ったら近くのカフェに駆け込むと行った感じです。もちろん無線LANがなくともNokia702NKでネット検索がある程度できるので体制としては万全かと^^
あと、意外なのが「トイレ」。もちろん「大用」のあれです。中にこもって資料などを持ち込んだり、テキストにしてしまいNokia702NKに読むといったこともします。会社内のことであれば、喫茶店に逃げ込むよりもトイレの方が遥かに行きやすいのでかなりの頻度で活用しています。妙にトイレが長いやつだと思われているかもしれませんが作業が進むのであれば別にかまわないと思うので一向に気にしてません。 もっと天候が暖かくなれば川沿いにまで出かけていくというのも昔やってましたが、結局川の流れや景色に見とれてしまい集中しにくいことに気づいたので止めました。とりあえず今は「トイレ」と「喫茶店」が集中して何か作業するには心地よい場所です。

ドコモの“村社会論理”露呈--モバイル研で消極姿勢に非難集中

福田氏の主張を受けて、座長の斉藤氏は、「ドコモのシステムが相互接続できないというなら、よほど出来損ないのシステムを使っているのだろう」とドコモ側を痛烈に批判。伊東氏はこれを受け、「固定網と携帯電話ではネットワークを作ってきた生い立ちが違い、さらにモバイルは固定以上に技術革新のスピードが早い」とした。この反論を受けて斉藤氏はさらに、「設備投資が必要と言うが、特権を持っているキャリアが他社には絶対にできないことをやっているのか」と糾弾した。

 これまでの議論を総じて構成員の埼玉大学大学院教授である長谷川孝明氏は、MVNOについて「黒船はもうそこまで来ている。(ドコモが主張する)『事業者間のWIN-WIN』と、MVNO協議会が主張する『ユーザーも含めたWIN-WIN-WIN』は、まったく違うもの。事業者だけのWIN-WINというのはムラ社会・規制社会の論理」と、ドコモの主張をユーザー視点を無視した企業論理であることを示唆した。

もっともだとは思う。だがドコモにしてみればきわめて合理的だ。彼らはマニアやユーザーのための公益企業でなく利益追求の民間企業である。だから自分の今持つすばらしい高収益な事業の保持を最優先させるのは当たり前。それを批判しても何も始まらない。という彼らに期待するほうがどうかしている。壁を破るのは新しい企業であり業界下位、あるい他業種からの新規参入だろう。むしろやるべきなのは現在、安売り競争に持ち込もうとしているソフトバンクではないのかと思うがどうだろう

アプリが先かインフラが先か

ヴィント・サーフの記者会見

前職でIPv6の普及促進活動に関わってきた。その中で常に議論を呼んでいたのは、上述のチキン−エッグ問題である。すなわち、IPv6を普及させるには、インフラ整備が先か、キ
やはり「アプリが先」である。
(中略)
もちろん、アプリだけで何かができるわけではない。アプリを使いこなすためのインフラは不可欠だし、インフラなきアプリは不効率極まりない。だから両者は不可分な関係にある。しかし、インフラなきアプリは「効率性の低下」にとどまるが、アプリなきインフラは「まったくのでたらめ」に陥る可能性が高い。

 この問題はブロードバンドインフラとコンテンツ、あるいはゲームソフトとゲーム機の関係にも当てはまる。ただ考えたいのはアプリとインフラの前に利用者や消費者が先に来るものだと思う。ひたすらRPGシミュレーションゲームといったカテゴリー固定化を元に高機能・高画質・高コストを目指しコアな消費者以外飽きられていたゲーム業界だって、遊びに学ぶ・シンプルさを加えた任天堂のやり方が消費者の心をつかんだ。決してアプリ側「だけ」が先かといえばそうではないと思う。

スカパーなのにテレビCMが多い件

 スカパーに加入して既に9年目になる。最近に気になったのがCMがどんどん増えていること。有料放送のはずなのになぜかCMが入る。少ないうちは気にしなかったが、最近はひどいのになると30分番組の半分がCMや番組宣伝というのもある。これは通常であれば15分番組のコンテンツなのに30分枠にあえてはめている。こりゃないぜ^^
他の番組についても民放ほどでないにしても印象としては民放の7割くらいの頻度でCMが入っている感じだ。加入視野の伸びが鈍化しているので、なんとかCMを増やして売上を増やしたいのだろうか?株式公開している企業である以上、利益追求は当たり前だが利用者不在のサービス提供はいかがなものと思うがどうだろうね